2008年12月28日日曜日

太陽系外惑星の直接観測に成功

他星系の惑星を観測するのは非常に難しい。
惑星は恒星に比べて非常に小さく、自分で光を発することも無いからだ。
しかし10年前に初めて太陽系外惑星が発見されて以来、系外惑星探査は大きな進展を遂げた。
今では100を超える太陽系外惑星が発見されており、惑星の温度や軌道、大気の有無といった詳細まで判明しているものまである。
惑星科学の新時代到来、系外惑星の直接観測に成功

NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡が初めて、2つの系外惑星の直接観測に成功した。観測結果からは、数百光年離れた惑星の温度や大気、軌道についての情報まで得られている。惑星科学の新たな時代の到来だ。

系外惑星が初めて発見されてから約10年、その存在自体は確認されていたものの、従来の系外惑星の観測方法は間接的なものにとどまっていた。たとえば、惑星が恒星の前を横切る際に恒星のみかけ上の明るさが変化する現象を観測して惑星の存在を確かめるトランジット(恒星面通過)法や、惑星が恒星に及ぼす重力の影響で星の運動がふらつくようすを観測して確かめる方法などである。

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